命を授かって知った幸せと、思いがけない転機の始まり

私のこと

こんにちは、伊藤奈央です^^
前回は、不妊治療と向き合っていた頃の私についてお話しました。

今回は、その後ようやく授かることができた「命」と、
そして想像もしなかった次の転機について綴っていきます。

長い時間をかけて、
ようやく我が家にも小さな命がやってきてくれました。

陽性反応を見たときは、信じられないような気持ちと、
ようやく報われた…という安堵と、
何とも言えない涙があふれてきたのを、今でもはっきり覚えています。

そこからは、つわりや体調の波とも向き合いながら、
大切に、大切に、毎日を過ごしていきました。

育休に入り、仕事の第一線から少し距離を置いたことで、
それまでずっと張り詰めていた自分の心が、少しずつゆるんでいくのを感じました。

毎日忙しくて、“こなすこと”が当たり前だった私。
でも、赤ちゃんと向き合う時間の中で、
「何もできなくても、ただ存在してるだけで愛おしい」
そんな感覚を、初めて知った気がします。

そして、改めて思いました。
私はずっと、人の魅力を引き出すことが好きだった。
それは、赤ちゃんでも、大人でも、誰でも同じ。

その後ありがたいことに、第二子も授かり、
「また少し落ち着いたら、職場に戻ろう」と思っていました。

実際に、復帰の準備も少しずつ進めていたんです。


その矢先——

夫の転勤が決定。行き先は、北海道。

まさかの展開に、人生は何があるかわからないなと毎日思っていました。
結果、私は仕事を辞めて、家族で北海道へ引っ越すことを決意。

新しい土地、知らない人ばかりの環境、
そして完全に「専業主婦」になるという、これまでとは真逆の生活。

新しい土地でどう過ごしていこうか不安と期待と入り混じった気持ちでした。

でも、ここでまた私は立ち止まる時間をもらったんですよね。

仕事を辞めて、育児に集中する中で、
少しずつ「このままでいいのかな?」「私にしかできることって何だろう?」と考えるようになりました。

仕事を通して誰かを喜ばせたい。
でも、家族との時間も大事にしたい。
そして、自分らしく働きたい——

その答えを探し始めたのが、
のちに私がWebデザインショート動画に出会うきっかけとなりました。

あのときは正直、不安とモヤモヤの連続でした。
でも今思えば、「何者でもなくなった時間」があったからこそ、
本当にやりたいことをゼロから見つめ直せたんだと思います。

人生って、本当に何が起こるかわかりませんよね。
でも、どんな転機も「未来の準備期間」になる。
そう信じられるようになったのは、あの時間があったからです。

次回は、そんな“何もなかった”時期に始めたWebデザインとの出会いと、はじめての挑戦についてお話します^^

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