こんにちは、伊藤奈央です^^
前回は、子どもを授かり育休を取ったあと、夫の転勤で北海道へ引っ越し、
完全に専業主婦になった…というところまでのお話をしました。
今回は、そこから私が“もう一度、何かを始めたい”と思うようになったきっかけ、
そして出会った「Webデザイン」との最初の一歩についてお話します。
引っ越してすぐは、慣れない土地での育児・家事に追われて、
正直あっという間に毎日が過ぎていきました。
少し生活が落ち着いてくると…
心の中にぽっかりとした空白があるのを感じるようになったんです。
「私、このままでいいのかな?」
「もう一度、誰かの役に立てる仕事がしたい」
そんな想いが、ふつふつと湧いてきました。
働きたい気持ちはある。
ブライダル業界の現場に戻るのは難しい。
子育てとの両立も考えると、自由な働き方ができるものがいい。
そう考えていたときに、ふと目に入ったのが
「Webデザインを学んで在宅ワーク」という言葉でした。
正直、それまで全く触れたことのない世界。
アナログタイプでパソコンに強いわけでもないし、専門知識もゼロ。
そんな私なのに、なぜか、「やってみたい」と思ったんです。
さっそく講座に申し込み、パソコンを開いてみました。
…だけど、最初はほんっっっとにチンプンカンプン!(笑)
専門用語、ツールの使い方、コードの意味。
「わけわからん〜😭」ってなりながらも(笑)、
子どもがお昼寝している短い時間を使って、
少しずつ少しずつ、学びを積み重ねていきました。
不思議だったのは、
できないなりにすごく楽しかったこと。
「どうやったらもっと伝わりやすくなるかな?」
「見やすくするには、どこを工夫したらいいだろう?」
そんなふうに考えるのが、どこか懐かしくて。
そうだ、私はずっと“人の魅力を伝える”ことが好きだったんだ。
ブライダルのときも、店長のときも、
根っこはそこだったんだ、と気づいた瞬間でもありました。
この頃はまだ、「これで仕事にしよう」とまでは思っていませんでした。
でも、「やってみたい」と思った気持ちを、ちゃんとカタチにできたこと。
その一歩が、次の私の道をつくる始まりだったんだなと思います。
40歳で、2人の子育てをしながら、
ゼロからパソコンと向き合う毎日。
「こんな自分でもやっていいのかな」って思ったこともあるけど、
やってみたからこそ、見えてきた景色がたくさんありました。
だからもし今、
「やってみたいけど、自信がない」
「何か始めたいけど、何からやればいいか分からない」
そんなふうに迷っているママがいたら、伝えたい。
小さな一歩でいい。ゆっくりでもいい。
始めることに、意味があるんだと思います。
次回は、コツコツ学んだWebデザインが、
ついに「お仕事」につながっていった頃のお話です!
コメント